コンセプト
敷地は札幌市内の山沿いに位置します。札幌市でありながら、敷地内や周辺環境も自然豊かな場所です。静けさもあります。敷地周辺も建物が接近しすぎず、大らかな印象があります。ゆっくりとした時間がながれています。そんな場所にどのような建築が良いのか?
1.土地に馴染む建築
2.ラフ&スロー
3.非日常的な生活環境
ラフは大雑把とかボサボサとか、荒っぽいと言う意味の言葉です。しかし、ラフと言う言葉の奥には「大らかな」と言う、全てを包み込む様な言葉が隠されていると思います。そして、スローは敷地の性状として自然と静寂さから、ゆっくりとした時間がこの場所にはながれています。
「大らか」で「ゆっくり」を建築で表現します。
仕様
2014年4月竣工
設計:合同会社 永田大建築設計事務所
施工:分離発注
- 所在地:札幌市
- 世帯:夫婦+子供1
- 用途:住宅
- 種別:新築
- 構造:木造枠組壁工法
- 規模:99.37㎡
- 階数:1階
- 断熱外壁:付加断熱スタイロb−3 t=25mm+充填断熱高性能グラスウール16k t=90mm
- 断熱屋根:付加断熱スタイロb−3 t=30mm+充填断熱ブローイング t=286mm
- 換気方式:第3種換気システム
- 給湯方式:高効率石油ボイラー エコフィール
- 暖房方式:灯油式温水式床暖房セントラルヒーティング、ペレットストーブ
- 照明器具:LED省エネ照明器具
- 外壁:北海道産唐松材
- 屋根:ガルバリウム鋼板フラットルーフ雪止め無落雪
- 内装壁:漆喰(白い壁)
- 内装天井:白塗装木毛セメント板
- 内装床:コンクリート直均し浸透性塗装仕上
- 撮影:永田 大