2020年 07月 05日

5月20日着工した「蔵戸のある家」着々と工事が進んでいます。このプロジェクトは札幌次世代版住宅スタンダードで設計されております。

窓の性能
断熱仕様
建物形状

基準をクリアするため、全体のバランス調整が必要です。例えば・・・南側の窓は日射侵入量を多くするためLow-eフィルムをクリアにしたり他の窓は、日射侵入量をおさえ断熱性優先のためLow-eフィルムをブルーにしたり工夫をしています。

  • 窓YKKAP APW430 トリプル硝子 ダブルLow-e ダブルアルゴンガス入り
  • 玄関ドア ノルド 木製断熱ドア 
  • 基礎断熱 セルボード特号 t100
  • 基礎土間コン下 セルボード特号 t120
  • 木造外壁 付加断熱 セルボード特号 t100
  • 木造外壁 充填断熱 高性能グラスウール t105
  • 屋根 セルロースファイバー t400
  • 車庫天井 セルロースファイバーt400+セルボード t20


この様な仕様で設計されております。
札幌次世代版の設計をする際にインターネットリサーチしたのですが、明確に断熱仕様と厚さがかかれたWebsiteにいきあたらず、どれくらいの断熱レベルで、設計すれば札幌次世代スタンダードを達成できるのか手探りだったため公表させて頂きました。

お金をかければ、断熱性能確保が当たり前にできます。しかし、建築全体予算には制限があります。断熱以外にも沢山こだわりたい部分は多くあります。そのため、費用をおさえながら断熱目標レベル達成を目指す事に意味を感じております。プランはコンパクトにまとめています。コンパクトですが矩形の室内を立体的に垂直方向の開放感を意識し設計しました。現在までの断熱工事を写真撮影しましたので、ご覧ください。