got milk?
皆さんは「got milk?」キャンペーンをご存じでしょうか?
直訳すると「牛乳ある?」
1990年代のアメリカで牛乳に対するネガティブな風評がひろがり、消費量が激減しました。アメリカは、この問題を解決するために様々な広告キャンペーンを繰り広げました。どの様な広告が用いられたのか。イメージの改善でした。牛乳は、「身体に良い」「健康」というイメージを広告の柱として、アピールしました。結果はどうだったか?イメージは変わったけども、牛乳の消費量は増えませんでした。良いイメージが消費量増加には、直接的にはつながらなかったという事実から。
そもそも牛乳はどの様な時に欲するのか?を考えた時・・・
パンを食べる時
クッキーを食べる時
シリアルを食べる時
牛乳は主役ではなく、脇役だった事に気づきました。
そして、打ち出したのが「got milk?」でした。パンを食べるシーンで牛乳が無い!事にショックをうけるTVCM等を打ち出しました。
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got milk?
結果、牛乳の消費は増加しました。
なぜ今、牛乳の消費を増やすべきなのか?
私のお客様であり友人、中標津で酪農家を営むY君とお盆休みに会った際、今の酪農家が危機的な状況である事を知らされました。コロナで学校が休校になり、学校給食の牛乳消費が激減し、コロナとウクライナ戦争で牛の食事である輸入飼料が高騰、電気料金が高騰。牛乳消費量は減っているのに運営費用は上がり続けている状況です。結果、小売販売の乳製品価格が上がり続けているため、牛乳消費量が更に減っています。先が見えない困難。この状況を打破するために、彼が始めた活動が牛乳の原点に立ち返った、「got milk?」キャンペーンでした。
全ての業界が大変な状況。建築業界も同様に、資材高騰のため住宅建築数が減っています。
現状を打破する為に私達ができる事は、目の前の一人の為に行動をおこすこと。その積み重ねが、世の中の意識を変え、結果、日本を変え、世界を変えていく。と私は信じています。
弊社も「got milk?」キャンペーンに賛同します。
先日、中標津のお取引先様よりお中元をいただきました。「牛乳贈答券」。その名の通り、牛乳のみと交換可能な商品券です。この商品券の存在を知りませんでした。地域全体が酪農家を救おうと取り組んでいます。牛乳の消費量を増やす活動を北海道から発信します。
パンを食べる時に、牛乳がない!
シリアルを食べる時に、牛乳がない!
クッキーを食べる時に、牛乳がない!
ラム酒を飲む時に、チェイサーに牛乳は最高の組わせです!
(カルアミルクみたいな味になり牛乳がすごく美味しいそうです!お盆に義理の弟に教えてもらいました)
皆さん、冷蔵庫に牛乳は入っていますか?