1級建築士の試験合格発表が今日ありました。弟の様に慕っている後輩が無事に合格しました。ずっと応援をしていたので自分の事の様に嬉しいです。私が1級建築士試験に合格したのは今から12年前26歳の時でした。合格した瞬間は泣けるほど嬉しかった事を昨日の事の様に思い出します(笑)今、彼も同じ位の年齢です。建築士の試験は、夏に学科試験、秋に製図試験(学科試験合格者のみ)と2段階方式の試験で行われます。製図試験はパソコンが普及した今でも手書き図面で行われています。私は、1年目は学科試験のみ合格し製図試験は落ちてしまいました。当時は製図試験は2回まで挑戦できました。今は試験難易度があがっている事から製図試験は3回まで挑戦できます。今思えば製図試験を2回経験した事は良かったと思います。今の建築人生に生かされています。条件のまとめかたからゾーニングまでの流れは、多少我流は入っていますが、試験の経験が生かされています。1級建築士試験を受験した時に使用した平行定規は今でも愛用する大切な道具です。プレゼン資料作成時に今でも平行定規を使用して書いています。平行定規に触れる度に初心に帰れます。今日の写真が私の平行定規です。2度試験受けた事で人の3倍は努力しました。1回で合格していたとしたら、1倍の努力で終わっていたと思います。失敗があったからこそ成長できた。と思えます。当時は辛かったですが(笑)彼も製図試験2回目です。きっと3倍努力をしたのでしょう。本当におめでとうございます!ゆっくり休んでください。
仲間の建築士の中には合格だった人もいれば、不合格だった人もいます。1年に1回しかチャンスがない試験。この日に照準あわせ私生活、仕事を調整する事は本当に大変な事です。独身である20代だからこそできる試験なのでは・・・と思います。30代になると仕事の責任(管理職)、私生活(家族)、これに時間を奪われます。この時間を調整するのは凄く大変な事です。どれも天秤にかけられない位大切なもの。30代で挑戦している仲間・友達に心から敬意を払います。試験結果を通して気を引き締めていかなければ!と強く思いました。