ご近所に、我が家の子供たちを我が子のようにかわいがってくださる壮年がいらっしゃいます。
もう何年も前、その方に
「お前たち、コボちゃんみたいな頭してるなぁ!」
と言われた子供たち。
当時、“コボちゃん”というキャラクターを知らない息子たちは
「???」
知っていた私は、
「確かに!」
と思ったものです。
コボちゃんは、1982年4月1日から掲載を続けている読売新聞朝刊の人気4コマ漫画です。
2022年から23年にかけて作者が病気療養のために休載をした時期があるものの、現在まで42年もの間連載され続けています。
漫画を読んだことのなかった私たち。その壮年が読んでいたという本を譲り受けました。
もともと昭和ムードたっぶりの本でしたが、まず長女が愛読しはじめ、息子たち、私へと伝播。
寝る前に読むのが定番となりました。
読み始めると、クスッと笑えてほっこりする世界観がなんとも楽しいのです。
表紙はすっかりボロボロに。
ある夜、寝室を覗いた長男が、
「お母さん、コボッてるの?」
と一言。
コボちゃんを読む = コボってる
という表現を聞いてひと笑い。
ストーリーを覚えてしまうほど繰り返し読んでいると、新しいお話を読みたくなります。
長女の誕生日にと、壮年から現代版のコボちゃんをいただきました。
時代と共に、コボちゃんの世界も変化していますが、根底に流れるほのぼのとした部分は変わらずにいてほしいなぁ。